相棒Season2・第18話(2004年2月25日放送)
「ピルイーター」
ゲスト:神保悟志 山中聡 川越美和
脚本:輿水康弘 監督:長谷部安春
レギュラー出演陣の中でも人気を誇る大河内監察官(神保悟志さん)
彼の初出演はこのシーズン2の第1話の最後のシーンからでした。
そしてこの回でメイン的に登場、且つ大河内監察官のキャラが決まったと思います。
後々語りつがれる大河内監察官のキャラクターを強烈に知りうることが出来た回であります。
タブーに切り込んだ問題作「ピルイーター」
大河内管理官が突然特命係にやってきます。
自分の腹心の部下が女と心中。それは違うと特命係に捜査を依頼するわけですが
後々にも特命係に便宜をはかってくれることになる
「貴方方を評価していますよ。もちろん個人的にですが」
この大河内監察官のセリフがずっと特命係と監察官の協力関係に繋がっていくんですよね。
最終的に腹心の部下と恋愛関係であってそれを隠すために他の女性と付き合ってるふりをしていた
その為に死ななくて良い人達が死んでしまったという何とも切ない悲劇なのですが
何より今よりもずっと同性愛などの理解が低い時代に「男性同士の恋愛」というタブー的な内容に切り込んだ意欲作だったと思います。
そんな重たい話の中でも
もうひとつの大河内監察官のキャラ「あ~頭が痛い」と言いながら薬をガリガリ食べているのですが
実は薬じゃなくて「ラムネ」だったとのこと
子供の頃から好きなんですと言い
「他言無用に願います」
「言ったら懲戒処分です」と・・・
男性との恋愛ではなくラムれの秘密をばらすなというちょっと小洒落た捻りは相棒らしいなと思いました。
そんな重たい話の中でも
もうひとつの大河内監察官のキャラ
「あ~頭が痛い」と言いながら薬をガリガリ食べているのですが
実は薬じゃなくて「ラムネ」だったとのこと
子供の頃から好きなんですと言い
「他言無用に願います」
「言ったら懲戒処分です」と・・・
男性との恋愛ではなくラムれの秘密をばらすなと言うちょっと小洒落た捻りは相棒らしいなと思いました。
特命係vs捜一・刑事部長vs伊丹刑事などクスッと笑いえるシーン
無理心中と心中で刑事部長と警務部長が対立してそれに巻き込まれた伊丹刑事がとうとう刑事部長に向かって
「勝手にやれよ!あーつまんね」と暴言を吐いちゃたけど我に帰って「やばかったかな?」って焦るイタミンに
三浦刑事が「たまにはいいさ」って一言いうのもこの二人の相棒感もいいなとおもえるシーンでした。
米沢さんが特命係の2人に心中現場の説明を講釈師のように臨場感ある伝え方をしてます。
その中で「別れのキスをし」というと亀山さんが「キスしたんですかぁ?」と驚くと「心中は美しくかくありたい」と脚色していたそうな・・・
『講釈師見てきたように嘘をつき』だそうです。
このあと鑑識の部屋に入ってきた伊丹&三浦刑事と特命係の2人のやりとりも面白かった。
伊丹刑事は亀山くんと、三浦刑事は右京さんと、言葉のキャッチボールがあって小コント見てる感じですよね。
こぼれ話
初期の頃は重いテーマでもこういったクスッと笑える要素もあって何度見ても面白かったりしたんですよね。
小劇団の役者さんなど実力のある俳優さんが中心にいたからでしょうかね~
ちなみに、
大河内監察官の部下(恋人)で心中した湊刑事を演じていたのは山中聡さんは捜査一課芹沢刑事を演じている山中崇史さんの弟なのです。
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